OEMでどんな商品が作れるのか気になっていませんか。
OEMは、企業が自社ブランド製品の製造工程を他社に委託する仕組みです。自動車や食品、化粧品などさまざまな業界で取り入れられています。
本記事ではOEMで製造されている具体的な商品例を中心に、OEMの仕組みやメリット・デメリット、導入の流れまで分かりやすく解説します。
なお「OEMで化粧品開発を検討している」「信頼できる化粧品OEMメーカーが知りたい」という方は、ぜひベイコスメティックスにお問い合わせください。
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資料をダウンロードする▶OEMとは|委託された他社の製品を製造すること
OEM(Original Equipment Manufacture)とは、製品の企画・開発を自社で行い、製造のみをメーカーに委託する生産方式です。
委託元の企業は商品コンセプトや仕様を決めるだけで、OEMメーカーが製造を担い、完成した商品を納品します。
近年ではOEMメーカーのサポート範囲が多様化しており、商品企画から製造、完成後の販促支援までトータルで提供するケースも増えています。
そのため、ものづくりのノウハウがない企業様でも、OEMを活用すればスムーズに商品化が可能です。
OEMが普及している業界と商品例6選
OEMはものづくりの業界を中心に幅広く普及しており、特にOEMによる生産が盛んな業界としては以下の分野があげられます。
- 化粧品
- 自動車
- アパレル
- 食品
- スマートフォン
- 家電
業界ごとにどのような特徴、商品例があるのか見ていきましょう。
化粧品
化粧品の開発には原料や成分についての専門知識に加えて、薬機法などの関連する法律に関する知識も欠かせません。
さらに販売の段階では「化粧品等の適正広告ガイドライン」など、コスメ業界特有の注意すべき点も多くあります。
そのため、化粧品事業へ新規参入する企業様はOEMメーカーに委託すれば安心してオリジナルコスメの商品化が可能です。
具体的には「カプセルセラム」のような美容液や「emplir ウォーターベール モイストシャンプー」のようなやさしく洗えるシャンプーなどがあります。
自動車
自動車業界でもOEMはよく使われています。自動車はたくさんの部品でできているため、必要なパーツの製造を他のメーカーに委託するのが一般的です。
また、メーカー同士で車そのものをOEMとして提供し合うこともあります。これにより、コストや手間をおさえて効率よく商品を展開できます。
アパレル
アパレル業界では、ブランドが企画・デザインを行い、OEMメーカーが製造を担うスタイルが主流です。
Tシャツやパーカーなどのベーシックな製品から、制服・スポーツウェアといった特殊用途の衣料まで、幅広い製品がOEMで供給されています。
生産を外部に委託することで、トレンドへのスピード感のある対応やコストコントロールが可能になります。
食品
冷凍食品や健康食品、サプリメントなど、自社工場なしでもOEMを通じて製品化が可能です。
味や成分、形状などをカスタマイズしやすく、オリジナリティの高い商品開発に適しているため、D2CブランドやPB(プライベートブランド)にも多く採用されています。
スマートフォン
スマートフォンやタブレットなどの電子機器分野でもOEMは当たり前の存在です。
ブランド側が設計・企画を行い、製造は大手のOEMメーカーが請け負う形で大量生産・品質管理・コスト最適化を実現しています。
特にアジア圏の製造拠点が中心となり、グローバル展開のスピードアップにも貢献しています。
家電
家電業界もOEMが広く普及している業界のひとつです。炊飯器や掃除機などの生活家電から美容家電、キッチン家電まで、幅広い製品がOEMを通じて供給されています。
設計と製造を分けることで、技術革新への対応や自社ブランド展開を柔軟に進めることができます。
OEMのメリット・デメリット
様々な業界に普及しているOEMですが、具体的にはどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
OEMのメリット4選
OEMを活用するメリットは以下の4つです。
- 製造設備への投資を抑えられる
- 専門知識や技術を活用できる
- 少ないリソースでも商品化できる
- 開発期間を短縮できる
製造設備への投資を抑えられる
自社で製造工場を持つ必要がないため、初期投資や設備費用の負担を抑えることができます。
専門知識や技術を活用できる
OEMメーカーは業界や商品に特化した知識を持つ「製造のプロ」です。OEMメーカーのノウハウを活用することで、高品質な商品開発が可能になります。
少ないリソースでも商品化できる
自社の人員や開発リソースが限られている場合でも、OEMを活用すればスムーズに商品展開が可能です。
開発期間を短縮できる
すでに製造体制が整っているOEMメーカーに委託することで、スピーディーに商品化と市場投入ができます。
OEMのデメリット3選
OEMを活用する際の注意点は以下の3つです。
- 自社でノウハウや技術を蓄積しにくい
- 納期や品質のコントロールがしづらい
- 製造ロット数や条件に制限がある
ただし、コミュニケーションの取りやすいOEMメーカーを見つけられれば、これらのデメリットは軽減します。
サービス内容や実績を確認し、自社の事業開始にぴったりのOEMメーカーを見つけましょう。
自社でノウハウや技術を蓄積しにくい
OEMで製造を委託すると、他社の専門的な技術やノウハウに依存することになります。事業を長期的に見たときに、自社の開発力が育ちにくいのが課題です。
納期や品質のコントロールがしづらい
生産体制をメーカーに委ねることになるため、急な納期変更や原料の差し替えなどには柔軟に対応しづらいこともあります。
製造ロット数や条件に制限がある
OEMメーカーによってはロット数や契約条件に制限があるため、自社の希望に合った製造体制のパートナーを探さなければなりません。
OEMに向いている商品の特徴5選
OEMに向いている商品の特徴は以下の5つです。
ポイントを押さえて、自社の商品がOEMに向いているかどうかを見極めましょう。
小ロット生産が可能
OEMで新しい商品を作る場合、初めから大量生産して在庫を抱えるのは大きなリスクになります。まずは少量で製造し、市場テストなどを経て大量生産へ移行していくケースが一般的です。
そのため、小ロットでの生産が可能な商品は在庫リスクを最小限に押さえつつ、柔軟に展開できるためOEMに向いています。
継続的な購入・リピートが見込まれる
例えば化粧品や食品など、消費が早い商品やリピート購入が期待できる商品もOEMに適している商材です。
継続した需要が見込まれるため、OEMでの生産体制を整えて長期的な安定供給とコスト管理を実現しましょう。
流通量が多い
市場での流通量が多く、販路が確保しやすい商品もOEMに適した商材と言えます。
OEMを活用することで生産コストの削減や供給の安定化が図れるので、競争力の強化に繋がります。
品質・安全性・法の遵守が重視される
健康食品や医薬部外品など、品質や安全性、法の遵守が必要になる商品もOEMとの相性がよい分野と言えます。
専門知識やノウハウを持つOEMメーカーに委託することで、社内に専門の人材がいなくても商品開発が可能となり、企業の信頼向上にも繋がります。
企画力やデザイン力で差別化ができる
コンセプトやパッケージデザインなどで他社商品と差別化しやすい商材も、OEMの活用によって独自の強みを発揮できる分野です。
製造をOEMに委託する分、自社の開発工程に力を入れることで、コストを抑えながら市場での競争力を高められます。
OEMを利用する際の流れ
OEMを利用して商品を開発する際の流れは以下の通りです。
1.問い合わせ
まずはOEMを検討している旨をメーカーへ相談します。希望の製品イメージやロット数など、初期段階でも可能な限り具体的に伝えるとスムーズです。
2.企画・打ち合わせ
製品のコンセプトやターゲット層をもとに、メーカーと詳細な打ち合わせを行います。この段階で双方の認識をすり合わせることで、後のトラブルを防ぐことができます。
3. サンプル制作
打ち合わせ内容をもとに、試作品を製作します。実際の形や品質を確認できる重要なステップで、細かな修正にも対応可能です。
4.仕様検討
サンプルをもとに改善点を洗い出し、最終的な仕様を決定していきます。コストや納期とのバランスも考慮しながら、実現可能な内容に調整します。
5.製造
確定した仕様に沿って、本格的な量産に入ります。一度に大量生産されるため、事前の確認ミスが大きなロスにつながることもあります。
6.納品
完成した製品が納品され、いよいよ販売や配布が可能になります。納品後の品質チェックや在庫管理体制も事前に整えておくと安心です。
化粧品OEMを活用した商品例3選
化粧品OEMを活用した商品の例を3つ紹介します。
- カプセルセラム「高濃度グルタチオン美容液」
- AZELAIN「AZバランシングローション」
- emplir「ウォーターベール モイストシャンプー」
化粧品OEMに依頼できるアイテムは、スキンケアからメイクアップ、ヘアケアアイテムまで多岐にわたります。
開発したいアイテムの実績を持つメーカーを探して、活用するのがおすすめです。
カプセルセラム「高濃度グルタチオン美容液」
引用:カプセルセラム公式サイト
商品名 | 高濃度グルタチオン美容液 |
区分 | 化粧品 |
内容量 | 30mL |
値段 | 2,980円(税込) |
特徴 |
・高濃度の白玉グルタチオン(*1)を厳選配合。 |
株式会社MDのカプセルセラム「高濃度グルタチオン」は使うたびに弾けるカプセルが特徴の美容液です。カプセルセラムシリーズの中でも最高濃度のグルタチオンを配合し、独自技術で使うたびに新鮮な成分を肌へ届ける処方設計です。
これ1本で毛穴(*3)やくすみ(*2)へ集中アプローチし、素肌本来の透明感と輝きを引き出します。
(*1)グルタチオン:皮膚コンディショニング剤
(*2)乾燥による
(*3)肌にうるおいを与え、乾燥により目立った毛穴を目立たなくすること
AZELAIN「AZバランシングローション」
引用:AZELAIN公式サイト
商品名 | AZバランシングローション |
区分 | 化粧品 |
内容量 | 150mL |
値段 | 1,980円(税込) |
特徴 |
・アゼライン酸誘導体(*1)を含む13種類の整肌成分を配合。 |
AZELAINの「AZバランシングローション」は、肌のバランスを整えながら毛穴やざらつきにアプローチする化粧水です。CICA(*2)とグリチルリチン酸(*3)のダブル処方で肌を整え、肌荒れを防ぎます。
4種類のヒアルロン酸×6種の植物由来成分配合しており、ゆらぎにくい肌環境とクリアで安定した素肌へ導きます。
(*1)アゼロイルジグリシンK:整肌成分
(*2)ツボクサエキス:整肌成分
(*3)グリチルリチン酸2K:整肌成分
emplir「ウォーターベール モイストシャンプー」
引用:emplir公式サイト
商品名 | ウォーターベール モイストシャンプー |
区分 | 化粧品 |
内容量 | 420mL |
値段 | 1,595円(税込) |
特徴 |
・2種類のモイスト成分が髪のうるおいを長時間キープ。 |
emplirの「ウォーターベール モイストシャンプー」は、うるおいを守りながらやさしく洗い上げるノンシリコン処方のシャンプーです。
密着型のアミノ酸誘導体(*1)と浸透型のナノセラミド(*2)、2つのモイスト成分が髪に水分を届け、芯からしっとりと整えます。
これ1本で髪と頭皮をやさしくケアし、指通りなめらかな、しなやかでツヤのある美髪へ導きます。
(*1)ジヒドロキシプロピルアルギニンHCl:ヘアコンディショニング成分
(*2)セラミドAP、セラミドNP、セラミドNG:すべて保湿成分
まとめ|OEMで商品化するならベイコスメティックス
OEMは製造リソースが限られていても、専門メーカーの力を借りることで高品質な商品を効率的に開発・販売できる手段です。
各業界の具体例を参考に、自社の強みを活かせる分野でOEMを活用してみてはいかがでしょうか?
化粧品OEMメーカーの「ベイコスメティックス」は、自社独自のマーケティングフローを活かし、市場調査から商品企画、設計・販促までをトータルでサポートします。
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