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化粧品OEMとは?活用メリットや成功するメーカーの選び方5選をプロが解説

目次

自社ブランドの化粧品を開発したくて、化粧品OEMについて知りたいと考えていませんか。

化粧品OEMとは、自社ブランドの化粧品を専門メーカーに製造委託する仕組みのことです。専門知識がなくても化粧品を製造販売できるため、近年業界で注目を集めています。

本記事では、化粧品OEMに関する詳しい解説や、OEMメーカーの選び方などを紹介します。

おすすめの化粧品OEMメーカーも紹介しているので、最後まで読んで参考にしてみてください。

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化粧品OEMとは|化粧品の製造を委託すること

化粧品OEMとは、自社ブランドで販売する化粧品の製造を、専門のメーカーに委託する仕組みです。

OEMは「Original Equipment Manufacturing 」の略で「オリジナル製品の製造者」という意味があります。化粧品以外でも電気機器や自動車などの業界でも採用されている方法です。

委託する範囲によって複数の呼び方があるため、以下で、ODMやPBとの違いなども紹介します。

  • OEMとODMの違い
  • 化粧品OEMとPB化粧品の違い
  • OEMが化粧品業界で注目される理由

OEMとODMの違い

  OEM ODM
自社が行うこと 商品企画や設計・処方開発まで 大枠の要望のみ企画
メーカーが行うこと 製造のみ 商品企画や処方設計、開発や製造まで

OEMは、自社で商品企画や設計を行い、その仕様に基づきメーカーが製造のみを担うのが特徴です。一方ODMは、自社からメーカーに大枠の要望を伝えるのみで、商品企画から製造までメーカーが一貫して担うのが特徴です。

どちらも門知識がなくてもスピーディーに商品化できます

例えば「べイコスメティックス」であれば、商品企画から製造はもちろん、売れる戦略づくりまでサポート可能です。

化粧品事業へ初めて挑戦する場合でも安心して任せられます。

化粧品OEMとPB化粧品の違い

化粧品OEMはメーカー主導で、PB(プライベートブランド)化粧品は小売主導のブランド戦略という違いがあります。

前述したように化粧品OEMは、自社ブランドの化粧品をメーカーに製造依頼することです。対してPB化粧品は、小売業者やサロンなどが自社で企画・開発したオリジナル商品を、自社ブランドとして独自の販売ルートで展開するものです。

製造自体はOEMメーカーに委託するケースが多いですが、PBは流通や販売戦略も含めて自社専売品としての展開が前提となります。

OEMが化粧品業界で注目される理由

化粧品OEMが注目される理由は、専門知識がなくても高品質な商品をスピーディーに開発できるからでしょう。自社で工場を持つ必要がないため、初期投資や設備負担を抑えられる点も理由のひとつです。

また、多様化する市場やトレンドに加えてサステナビリティの考え方など、現代の化粧品ビジネスニーズに柔軟に対応できる点も注目されています。

化粧品OEMを活用するメリット5選

化粧品OEMを活用するメリットは以下の5つです。

  • 初期費用や設備投資が大幅に抑えられる
  • 専門知識や製造ライセンスがなくても作れる
  • スピーディーに商品を開発し、販売できる
  • 幅広い商品ラインナップを展開しやすい
  • 高い品質管理や技術力を活用できる

化粧品OEMのメリットを最大限に活かせば、効率的かつ低リスクで自社ブランドを展開しやすくなり、事業成功の可能性を高められるでしょう。

初期費用や設備投資が大幅に抑えられる

化粧品OEMを活用すれば、初期費用や設備投資を大幅に節約できます。なぜなら化粧品の自社製造には、以下のような多額の初期投資が必要だからです。

  • 工場建設
  • クリーンルームの設置
  • 製造ラインの設置
  • 検査機器の導入、など

化粧品OEMでは、上記の設備がメーカー側で用意されているので、コストを大幅に削減できます。

特に、新規参入や新ブランド立ち上げ時はリスクを抑えつつ、限られた資金を商品企画やマーケティングに集中投下できる点は大きな魅力でしょう。

専門知識や製造ライセンスがなくても作れる

化粧品の製造には薬機法やGMP(適正製造規範)などの厳格な法規制があり、専門知識や製造業許可が必須です。

OEMメーカーは法的要件をクリアしているため、法規制対応や技術的な課題など全てメーカーが担います。そのため企業様は、専門知識や製造ライセンスがなくても、安心してオリジナル化粧品の企画や開発に取り組めるのです。

スピーディーに商品を開発し、販売できる

OEMメーカーはすでに承認を持っている成分処方や既存のパッケージ、蓄積された開発データなどを持っています。

例えば、OEMメーカーが持っているナイアシンアミドをベースにした美容液をベースにカスタマイズすることで、開発期間の大幅な短縮が可能です。トレンド変化の速い化粧品業界では、スピーディーに市場投入できることが大きな競争優位となります。

サンプルや試作対応も迅速なため、PDCAを素早く回せる点もメリットでしょう。

幅広い商品ラインナップを展開しやすい

OEMメーカーはスキンケア、メイクアップ、ヘアケアなど多彩なジャンルの製造技術やノウハウを持っています。そのため企業様は、市場のニーズを捉えながら商品ラインナップを展開していくことが可能です。

これを自社だけでまかなおうとすると、設備の増設などリソースの大幅な拡充が必要になります。柔軟に商品開発を進められるのが、化粧品OEM活用の強みです。

高い品質管理や技術力を活用できる

化粧品OEMメーカーは、初めて化粧品ビジネスに挑戦する方でも安心して任せられる高い品質管理体制を持っています。

例えば、化粧品OEMの最大手である「TOA株式会社」なら、品質管理に関わる社員は150名以上。化粧品製造のプロだからこそ、原料の段階から品質を見極める体制を整えています。

最新の分析機器や検査設備を備えているメーカーも多く、自社では難しいレベルの高品質な化粧品づくりが可能です。

化粧品OEMを活用するデメリット3選

化粧品OEMを活用するデメリットは以下の3つです。

  • 自社ノウハウや技術力が蓄積されにくい
  • 品質・納期・コストのコントロールが難しい
  • ブランド独自性や差別化が難しい

デメリットを知っておけば、さまざまなリスクを事前に把握し、適切な対策がとれるでしょう。

自社ノウハウや技術力が蓄積されにくい

OEMを活用すると、製造や品質管理、処方開発などのコアな技術領域を外部に依存することになります。そのため、自社内で製品開発や製造に関する詳細な知見や経験が蓄積されにくいのです。

将来的に自社独自で新商品を開発したい場合や、内製化を目指す場合に大きなハードルとなる可能性があります。長期的な視点で化粧品事業を捉え、自社でのトレンドのキャッチアップやOEMメーカーとノウハウを共有することも検討しましょう。

品質・納期・コストのコントロールが難しい

OEMメーカーに製造を委託すると、品質や納期、コストの全てを自社で完全に管理することは困難です。

例えば、OEMメーカー側の生産状況や原材料調達の遅れによって、納期が守られないケースや、想定外のコスト増加が発生することもあります。

また、品質トラブルが発生した場合、原因究明や改善に時間がかかることも多く、ブランドイメージの毀損や販売機会の損失につながるリスクもあります。こうしたリスクを最小限に抑えるためには、事前の契約内容の明確化や、OEMメーカーとの密な連携、進捗管理が不可欠です。

ブランド独自性や差別化が難しい

OEMメーカーの既存処方やパッケージを利用する場合、他社と同じような製品になってしまうリスクがあります。

差別化を図るためには、明確なコンセプト設計が重要です。消費者に選ばれるため、製品の「ウリ」となる特徴やストーリー性をしっかりと打ち出しましょう。

べイコスメティックス」では、売れる・興味をひくコンセプト戦略で、難しい差別化もサポートが可能です。

気になる方は、以下から資料をダウンロードしてみてください。

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化粧品OEMで成功するポイント5選

化粧品OEMで成功するポイントは以下の5つです。

  • 明確な商品コンセプトとターゲット設定
  • OEMメーカーとの密な連携と協力体制の構築
  • 法規制や表示ルールの徹底遵守
  • 品質・納期管理の強化
  • 市場ニーズやトレンドを的確に把握

ポイントを知っておくことで、競争の激しい化粧品市場で安定した売上とブランド成長を実現しやすくなるでしょう。

化粧品事業について詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。
化粧品事業を始めるなら?おすすめの方法や成功のコツ5選もプロが解説!

明確な商品コンセプトとターゲット設定

化粧品OEMに依頼する際に、商品のコンセプトとターゲット像の明確化は非常に重要です。

以下の手順で進めれば、開発や社内外の意思疎通がスムーズになります。

  1. 市場調査や競合分析を徹底し、消費者のニーズやトレンドを把握する
  2. 「誰に、どんな価値を届けたいのか」を具体的に設定する
  3. コンセプトシートにまとめる

商品コンセプトは、成分やパッケージ、価格や販促手法などに一貫性をもたせる軸となります。曖昧なまま進めると開発が迷走しやすく、結果的に市場で埋もれるリスクが高まるため注意しましょう。

OEMメーカーとの密な連携と協力体制の構築

OEMメーカーは処方開発や製造のノウハウを持つパートナーです。開発初期から密にコミュニケーションを取り、イメージや要件、譲れないポイントを具体的に共有しましょう。

試作段階でのフィードバックや改善要望も迅速に伝え、双方の認識ズレを防ぐことが大切です。定期的な打ち合わせや進捗報告、現場視察などを通じて信頼関係を築くことで、トラブル時にも柔軟かつ迅速な対応が期待できます。

法規制や表示ルールの徹底遵守

OEMメーカーと協力し、法令遵守の体制を必ず構築しましょう。化粧品は薬機法や景品表示法など、守らなければならない法規制があります。

違反すれば販売停止や回収リスクが生じるため、成分表示や効能表現、パッケージの記載内容まで細心の注意が必要です。

必要に応じて専門家や行政への確認も行い、リスクを最小限に抑えることが重要です。

品質・納期管理の強化

品質基準や納期スケジュールは明確に設定し、契約書や仕様書に落とし込みましょう。進捗確認やサンプルチェックを定期的に行い、問題があれば早期に対応することが大切です。

特に新規処方では、現場立ち会いや追加検査を行うことで、安定した品質と納期を確保できます。

品質や納期管理を徹底することで、ブランドの信頼性を守り、販売チャンスを逃さずに済むでしょう。

市場ニーズやトレンドを的確に把握

消費者のニーズや志向、市場トレンドは常に変化しています。SNSや業界レポート、競合商品リサーチを行い、最新の動向をアップデートしましょう。

また、ターゲット層の悩みやライフスタイルの変化も定期的に分析し、商品開発やリニューアルに反映させることが、長期的なブランド成長につながります。

化粧品OEMメーカーの選び方5選

化粧品OEMメーカーの選び方は以下の5つです。

  • 得意分野・専門性が自社とマッチするか
  • 実績や評判はあるか
  • 生産能力・納期対応力はあるか
  • 試作やサンプル対応は柔軟か
  • 製造後の販促までサポートしてもらえるか

化粧品OEMメーカーの選び方を知っておくことで、自社に最適なパートナーを見極めやすくなります。品質やコスト、商品力などで失敗リスクを減らし、ブランド価値やビジネスの成長につなげましょう。

得意分野・専門性が自社とマッチするか

OEMメーカーごとに、スキンケアやメイクアップ、医薬部外品など、得意分野や専門技術が異なります。自社が開発したい商品ジャンルや求める技術レベルにマッチしているかを確認しましょう。

例えば、オーガニックやヴィーガン認証、独自成分や特殊パッケージの開発力など、メーカーごとの強みを事前に調査しましょう。自社の企画に最適なパートナーを選ぶことが重要です。

実績や評判はあるか

信頼できるOEMメーカーかどうかは、過去の開発実績や市場での評価が大きな判断材料となります。

以下5つのチェックポイントを参考にして、総合的にチェックしましょう。

  • 品質評価
  • 納期遵守率
  • 長期継続取引の有無
  • 大手企業との取引経験や成功事例
  • トラブル対応力、など

業界内での知名度や専門家からの評価、各種認証取得状況も参考になります。

生産能力・納期対応力はあるか

化粧品OEMメーカーを選ぶ際は、希望する生産量や納期に柔軟に対応できる体制が整っているかを確認することが大切です。生産能力が十分でないと、予定通りに商品を市場に投入できず、販売機会を逃してしまうリスクがあります。

また、繁忙期や急な注文増加にも柔軟に対応できるか、納期をしっかり守る実績があるかも重要なポイントです。事業計画や販売スケジュールに合わせて、安定した供給体制を持つOEMメーカーを選ぶことで、安心して商品開発や販売戦略を進められます。

試作やサンプル対応は柔軟か

開発段階での試作やサンプル提出にどれだけ柔軟に対応してくれるかは、製品の完成度を高めるうえで欠かせません。調整対応のスピード、コミュニケーションのしやすさ、フィードバックへの柔軟な対応力などを事前に確認しましょう。

製造は任せるとしても、実際にサンプルを手に取り、品質や使い心地を自社で検証することも大切です。

製造後の販促までサポートしてもらえるか

自社に十分なリソースがない場合や、トータルでのブランド展開を目指す場合は、総合サポート力も重視しましょう。

OEMメーカーによっては、製造だけでなくパッケージデザインや販促物の作成、マーケティング支援や物流サポートまで、一貫して対応できる体制を持つ場合があります。

例えば「ベイコスメティックス」では、商品企画から販促までトータル支援が可能です。大ヒットブランドを売った実績とノウハウを持って、完全伴走するので初めての委託でも安心して任せられます。

おすすめの化粧品OEM企業3選

おすすめの化粧品OEMメーカーは以下の3社です。

  • 株式会社ベイコスメティックス|企画から販促まで完全伴走
  • TOA株式会社(旧日本コルマー株式会社)|創業110年以上の老舗で国内最大手
  • フェイスラボ株式会社|日本から海外への輸出サポート

株式会社ベイコスメティックス|企画から販促まで完全伴走

株式会社BAYCOSMETICS

引用:株式会社ベイコスメティックス公式サイト

会社名 株式会社ベイコスメティックス
所在地

営業所:東京都港区新橋6丁目9-4 新橋六丁目ビル 4階
工場:大阪府泉佐野市下瓦屋3-3-27

特長 ●マーケティングコンサルティング会社のノウハウと勝ちパターンの蓄積あり
●自社研究所および自社工場で継続的に売れる処方の提案が可能

株式会社ベイコスメティックス」はマーケティングコンサルティングを行っていた会社が立ち上げた、化粧品OEMメーカーです。マーケティングのノウハウだけでなく、化粧品初挑戦で自社商品を100万本売り上げた実績があります。

商品企画から販促まで完全伴走でサポートするので「知識が全くなくて心配」という企業様でも安心して任せられます。

\OEM活用で売れる商品づくり/

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TOA株式会社(旧日本コルマー株式会社)|創業110年以上の老舗で国内最大手

TOA株式会社(旧日本コルマー株式会社)

引用:TOA株式会社公式サイト

会社名 TOA株式会社(旧日本コルマー株式会社)
所在地

大阪市中央区北浜三丁目5番29号日本生命淀屋橋ビル17階

特長 ●製品化した処方の90%が独自開発
●約200人の研究員がスピーディーな開発を実現

TOA株式会社(旧日本コルマー株式会社)」は、老舗で国内最大手の化粧品OEMメーカーです。創業110年以上の歴史と実績で培った、高い研究開発力とノウハウで、多様なニーズに合わせた高品質な製品を提供します。

製品製造を委託するのが初めてで、大手メーカーに任せたいと考える企業様におすすめです。

フェイスラボ株式会社|日本から海外への輸出サポート

フェイスラボ株式会社

引用:フェイスラボ株式会社公式サイト

会社名 フェイスラボ株式会社
所在地

事業所:東京都港区高輪3-19-15二葉高輪ビル4階
工場:静岡県袋井市久能1934-2

特長 ●各国の規制を考慮した処方開発が可能
●国ごとに異なる通関手続きや、必要な書類の整備などをサポート

フェイスラボ株式会社」は、化粧品や医薬部外品、健康食品まで幅広い製品製造を受託するOEMメーカーです。海外での事業展開を検討している企業様のサポートも行っており、ヨーロッパやアメリカ、アジアを含む10カ国のサポート実績があります。

日本から海外輸出を見込んだOEM対応も行っているため、輸出市場をビジネスチャンスとして活かしたい企業様におすすめです。

化粧品OEMを利用する際の流れ 

化粧品OEMを利用する流れは以下のとおりです。

  1. 問い合わせ
  2. 企画提案
  3. サンプル制作
  4. 容器・デザイン・形状検討
  5. 薬機法関連対応
  6. 製造・品質確認
  7. 梱包・出荷
  8. マーケティング施策

化粧品OEMを利用する際は、まずメーカーに問い合わせを行い、商品企画やターゲット像について打ち合わせます。その後、企画提案を受けて試作サンプルを制作し、容器やデザイン、形状を検討します。

薬機法などの法規対応を経て、実際の製造と品質確認を実施。完成品は梱包・出荷され、マーケティング施策を通じて店頭やECサイトなどで販売が開始されます。

まとめ|化粧品OEMを活用するならベイコスメティックス

化粧品OEMを活用したいなら、自社にマッチしたOEMメーカーに委託しましょう。初めて化粧品事業に参入する場合は、商品企画や設計など一貫してサポートしてくれるメーカーを選ぶのがおすすめです。

ベイコスメティックスなら、企画や設計、製造はもちろん、販売戦略までトータル支援が可能です。市場ニーズやトレンド、化粧品の専門知識がない企業様も、売れる商品づくりをサポートします。

気になった方は、以下から無料の資料をダウンロードして、弊社独自のメソッドを確認してみてください。

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