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ヒト型セラミドとは?効果と化粧品への配合のポイント3選をプロが徹底解説

ヒト型セラミドがどんな成分なのか気になっていませんか。

ヒト型セラミドは、ヒトの肌にもともとあるセラミドと同じ構造を持ち、角質層に浸透しやすく高い保湿力がある成分です。

本記事では、ヒト型セラミドの配合ポイントや、アイテム例を紹介します。

最後まで読めば、ヒト型セラミドの特徴や効果が分かり、ターゲットの肌質に合った製品開発のヒントが得られるはずです。

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ヒト型セラミドとは|高保湿・高浸透の肌類似成分

ヒト型セラミドは、肌本来のセラミドに最も近い構造を持ち、保湿力や持続力、肌なじみに優れています。

非ヒト型セラミドと比べて機能性が高く、特に乾燥肌や敏感肌の方におすすめな成分です。

化粧品開発においては、ターゲットや製品コンセプトに応じて、セラミドの種類と特徴を理解し、最適な成分の選定が重要です。

以下で、非ヒト型セラミドとの違いから、ヒト型セラミドの特徴を見ていきましょう。

セラミドの種類 ヒト型セラミド 非ヒト型セラミド
成分の構造 ヒトの肌に本来存在するセラミドとほぼ同じ構造。 糖と結合した前駆体や類似構造など肌とは異なる構造。
原料の由来 主に酵母や発酵などバイオ技術由来 天然セラミドは馬などの動物、米やこんにゃくなどの植物に由来。合成セラミドは石油由来の原料から合成される。
保湿力と持続力 非常に高い保湿力があり、長時間のうるおい持続が可能。 保湿力や持続力はヒト型より劣る場合が多い。
配合の難しさ 結晶性が高く難溶性のため高配合が難しい。 配合しやすいものも多い。
向いている肌タイプ 乾燥肌・敏感肌・年齢肌など幅広い肌におすすめ。 一般的な保湿ケア向け。敏感肌には向かない場合あり。

ヒト型セラミドは、ヒトの肌に本来存在するセラミドとほぼ同じ構造を持つ成分です。肌との親和性や浸透力が非常に高く、優れた保湿力と持続力を発揮するのが特徴です。

ヒト型セラミドは、主に酵母や発酵などのバイオ技術を用いた製造でスキンケア製品に配合され、乾燥から肌を守るバリア機能をサポートします。

一方、非ヒト型セラミドには、動物や植物由来のもの・化学合成したものなどさまざまなタイプがありますが、肌本来のセラミドとは構造が異なります。ヒト型セラミドほどの肌なじみや保湿持続力は期待できません。

セラミド全般についてより詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。
セラミドとは?肌のバリア機能を支える効果や種類から選ぶポイントまで解説

ヒト型セラミドの代表例5選

化粧品に配合されるヒト型セラミドの代表例として、以下の5つがあります。

成分名 主な働き 商品例
セラミドEOP 高い保湿力とバリア機能をサポートし、乾燥や外部刺激から肌を守る。敏感肌の方にもおすすめ。

保湿化粧水
保湿クリーム
保湿美容液

セラミドNP 肌なじみがよく、角質層まで浸透する。乾燥による小ジワを目立たなくする効果が期待できる。
セラミドNG

うるおい保持力が高く、肌の水分蒸発を防ぐ。しっとり感を持続させたい場合に適している。

保湿クリーム
エイジングケア製品

セラミドAG 肌のターンオーバーをサポートし、バリア機能を強化する。肌荒れや肌トラブルにもおすすめ。
セラミドAP 保湿とともに肌のキメを整える。肌の柔軟性を保ち、なめらかな肌へ導く。 乳液
美容液

ヒト型セラミドが肌にもたらす効果3選

ヒト型セラミドが肌にもたらす効果は、以下の3つです。

  • 肌のバリア機能を正常に保つ
  • 肌のうるおいを維持する
  • 肌トラブルを軽減する

肌のバリア機能や保湿力を高めるメカニズムを知れば、ユーザー満足度の高い製品開発を実現できます。

肌のバリア機能を正常に保つ

健康な肌とバリア機能が落ちている肌を比較した図

ヒト型セラミドは、角質層でうるおいを保ちながら、乾燥から肌を守るバリア機能をサポートします。

セラミドが不足すると、肌のバリア機能が弱まり、かゆみや赤みなどのトラブルが起きやすくなります。ヒト型セラミドを配合した化粧品でセラミドを補えば、バリア機能が高まることでうるおいを閉じ込め、刺激から肌を守りやすくなります。

ヒト型セラミドは、新しく化粧品開発を考える企業様にとっても、差別化や顧客満足度向上につながる注目成分です。

肌のうるおいを維持する

ラメラ構造を説明する図

ヒト型セラミドは、角質層で水分をしっかり挟み込む「ラメラ構造」をつくり、うるおいを長時間キープします。ラメラ構造のおかげで、乾燥しやすい季節でも肌のしっとり感や、キメの整った状態を保ちやすくなります。

日々のスキンケアに取り入れやすく、安定したうるおいとバリア機能を実感しやすいのがヒト型セラミドの大きな魅力です。

特に保湿力を重視したい化粧品にヒト型セラミドを配合すれば、乾燥肌やエイジングケア向けの製品として高い評価を得やすくなります。

肌トラブルを軽減する

ターンオーバーを説明する図

ヒト型セラミドは、肌のバリア機能と保湿力を同時にサポートし、乾燥による肌荒れやかゆみなどのトラブルを防ぎます。

セラミドが十分にあると肌のターンオーバーも乱れにくくなり、環境の変化でゆらぎやすい肌状態でも、すこやかな状態を保てます。

トラブルの多い敏感な肌向けの化粧品には、ヒト型セラミドの配合が特におすすめです。

ヒト型セラミドを配合する際のポイント3選

ヒト型セラミドを配合する際のポイントは、以下の3つです。

  • 複数種類のヒト型セラミドを配合する
  • 浸透性と持続性の高さを重視する
  • コストや製品設計に合わせて配合量を最適化する

ヒト型セラミドを適切に配合すれば、乾燥肌や年齢肌など、幅広いニーズに対応できる製品を開発できます。

複数種類のヒト型セラミドを配合する

複数種類のヒト型セラミドを配合すれば、化粧品の保湿力や肌へのなじみやすさをさらに高められます

例えば、セラミドEOPは肌のバリア機能をサポートし、セラミドNPは角質層への浸透性を高めるなど、セラミドによって特徴が異なります。

複数のヒト型セラミドをバランスよく組み合わせることで、肌トラブルを防ぎたい方やしっとり感のある肌を求める方などに、満足してもらえる処方設計を目指しましょう。

浸透性と持続性の高さを重視する

ヒト型セラミドは、肌の角質層までしっかり浸透し、長時間うるおいを保つ点が大きな強みです。

処方設計では、セラミドの浸透性や保湿の持続力を高めるために、グリコール類などの浸透促進成分を組み合わせましょう

特に敏感肌や乾燥肌向け製品では、浸透性と持続性を訴求すれば、他社製品との差別化が図れます。

コストや製品設計に合わせて配合量を最適化する

ヒト型セラミドは高機能な一方で、原料コストが高い傾向があります。ターゲット層や販売価格、使用目的に応じて最適な配合量を設定しましょう。

ラグジュアリーブランドの製品は高濃度配合が効果的ですが、コストを抑えたい場合は他の保湿成分との併用や、セラミドの種類を厳選する方法も有効です。

設計の段階でコストと機能性のバランスを見極め、競争力のある製品開発を実現しましょう。

ヒト型セラミド配合のアイテム例3選

ヒト型セラミドを配合した化粧品の例を、3つ紹介します。

  • カプセルセラム「高濃度ビタミンC美容液」
  • LITS「モイストローション」
  • ETVOS「モイスチャライジングセラム」

カプセルセラム「高濃度ビタミンC美容液」

カプセルセラム「高濃度ビタミンC美容液」

引用:カプセルセラム公式サイト

商品名 高濃度ビタミンC美容液
区分 化粧品
内容量 30mL
値段 2,981円(税込)
特徴 ・カプセルセラムシリーズで最高濃度の5種類のビタミンC誘導体(*1)を配合
・肌の上ではじけるカプセル技術で、フレッシュな成分を素早く肌に届ける

カプセルセラムの「高濃度ビタミンC美容液」は、生ビタミンC(*2)とビタミンC誘導体(*1)をW配合し、透明感やハリのある肌へ導く美容液です。

セラミドNP、セラミドAP、セラミドNGといったヒト型セラミドも配合されており、乾燥によるくすみや毛穴の目立ちが気になる方におすすめ。

肌になじませる際にカプセルがはじける独自技術で、フレッシュな成分が角質層まで浸透します。敏感肌の方やエイジングケアを意識したい方にも使いやすい処方です。

(*1) アスコルビルグルコシド、テトラヘキシルデカン酸アスコルビル、パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na、 3-グリセリルアス コルビン酸、 3-O-エチルアスコルビン酸:すべて保湿剤
(*2)アスコルビン酸:保湿剤

LITS「モイストローション」

LITS「モイストローション」

引用:LITS公式サイト

商品名 モイストローション
区分 化粧品
内容量 190mL
値段 1,408円(税込)
特徴 ・2種の植物幹細胞由来成分(*3)を配合し、肌にうるおいを与える
・3種のセラミド(*4)と2種のコラーゲン(*5)がバリア機能をサポートし、乾燥から肌を守る

LITSの「モイストローション」は、ヒト型セラミド(*4)をはじめとする保湿成分をたっぷり配合した化粧水です。

肌にうるおいを与えながら、角質層までしっかり浸透し、乾燥を防止。セラミドや2種のコラーゲン(*5)などの成分がバリア機能をサポートし、肌のキメを整えます。

乾燥しやすい季節や、肌のごわつきが気になる時の保湿ケアにも適しています。べたつかず、みずみずしい使用感で、毎日のスキンケアに取り入れやすいアイテムです。

(*3)リンゴ果実培養細胞エキス、コンフリーカルス培養エキス
(*4)セラミドNP、セラミドNG、セラミドAP
(*5)加水分解コラーゲン、水溶性コラーゲン

ETVOS「モイスチャライジングセラム」

ETVOS「モイスチャライジングセラム」

引用:ETVOS公式サイト

商品名 モイスチャライジングセラム
区分 化粧品
内容量 50mL
値段 4,610円(税込)
特徴 ・5種のヒト型セラミド(*6)配合で、角質層まで浸透しうるおいをキープする
・6種の植物エキス(*7)が肌にうるおいを与えキメを整える

ETVOSの「モイスチャライジングセラム」は、5種類のヒト型セラミド(*6)をバランスよく配合した保湿美容液です。

角質層のすみずみまでうるおいを届け、乾燥から肌を守ります。ヒアルロン酸やアミノ酸などの保湿成分も配合されており、敏感肌や乾燥肌の方にもおすすめ。

肌のバリア機能をサポートし、すこやかな肌状態の維持に役立ちます。肌荒れを防ぎたい方や、インナードライ肌で悩んでいる方に適したアイテムです。

(*6)セラミドEOP、セラミドNG、セラミドNP、セラミドAG、セラミドAP
(*7)ローマカミツレ花エキス、トウキンセンカ花エキス、ヤグルマギク花エキス、カミツレ花エキス、セイヨウオトギリソウ花/葉/茎エキス、フユボダイジュ花エキス

まとめ|ヒト型セラミド配合の化粧品ならベイコスメティックス

ヒト型セラミドは、高い保湿力とバリア機能サポートに優れており、乾燥肌や敏感肌向けの開発に最適な成分です。非ヒト型セラミドと比べて機能性が高く、複数種類のヒト型セラミドを組み合わせることで、より高い効果が期待できます。

ベイコスメティックスでは、ヒト型セラミド配合の化粧品開発が可能です。

ヒト型セラミドを3種類配合した「カプセルセラム」の開発を行っており、1年で100万本以上の販売実績があります。複数のセラミドや相性のよい成分など、ターゲットの肌にベストな組み合わせを提案します。

気になった方は、以下から無料の資料をダウンロードして、詳しい内容を確認してみてください。

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