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ペプチドとは?肌への効果や相性の良い5つの成分をプロが徹底解説

ペプチドがどのような成分かご存じですか。

ペプチドとは、2〜50個程度のアミノ酸が連なった状態の分子で、体内では細胞同士の情報を伝えたり、体の働きを調整したりする“伝令役”として働いています。

本記事では、化粧品におけるペプチドの基礎知識や効果、ペプチドを配合する際のポイントについて解説します。

最後まで読めば、幅広いユーザーに使いやすい、高機能なペプチド化粧品開発のヒントが得られるはずです。

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ペプチドとは|アミノ酸が2~50個つながった状態の分子

ペプチドは、2〜50個のアミノ酸が連なった小さな分子で、体内ではホルモンや情報伝達物質として働きます。

化粧品業界では、肌にうるおいやハリ、弾力を与える成分として注目されています。機能性と独自性を両立できることから、多くの製品に応用されているのが現状です。

化粧品を開発するうえで、知っておくべきペプチドの基礎知識は以下の2つです。

  • ペプチドとアミノ酸・タンパク質の違い
  • コラーゲンペプチドが注目される理由

ペプチドとアミノ酸・タンパク質の違い

アミノ酸とペプチドとタンパク質の違いを説明する図

アミノ酸は体を作る基本材料で、2〜50個程度つながるとペプチド、50個以上つながるとタンパク質と呼ばれます。

中でもペプチドは、肌のハリや弾力をサポートするなど、より積極的なエイジングケアやターンオーバー促進を担う成分として注目されています。

化粧品におけるそれぞれの違いをまとめると、以下の表のとおりです。

分類 分子の大きさ・構造 化粧品での主な役割・特徴 肌へのアプローチ・効果例
アミノ酸 単体では最小の構成要素 肌の保湿成分として配合される。刺激が少なく、敏感肌向け化粧品にも使用される。 うるおいの補給、肌のバリア機能をサポート
ペプチド アミノ酸が2~50個程度つながった小さな分子 コラーゲンやエラスチンなどの生成をサポート。ターンオーバーの促進やエイジングケア成分として幅広く利用される。 ハリや弾力のサポート、シワやたるみのケアなど
タンパク質 アミノ酸が50個以上つながった大きな分子 主に保湿や保護成分として配合(例:加水分解コラーゲン)。分子が大きく、肌表面にとどまりやすい。 保湿、肌表面の保護、しっとり感の付与

コラーゲンペプチドが注目される理由

コラーゲンとコラーゲンペプチドの違いを説明する図

コラーゲンペプチドは、コラーゲンを細かく分解した低分子の成分で、これまでのコラーゲンよりも肌になじみやすいのが特徴です。

分子が小さいため角質層まで届きやすく、うるおいやハリ、弾力をサポートする成分として化粧品業界で高い評価を得ています。

また、コラーゲンペプチドは肌の土台を支える繊維芽細胞を元気にし、コラーゲンの生成を助ける働きも期待されています。

コラーゲンペプチドは、他社との差別化を狙える高機能成分として、製品開発やマーケティングの強みとなるでしょう。

ペプチドの肌への効果5選

ペプチドは、種類によって効果に違いがあります

5つの代表的な成分について、以下の表で見ていきましょう。

成分名 主な効果・特徴 活用例
パルミトイルトリペプチド-5 コラーゲン生成を促進し、みずみずしさと弾力感のある肌の維持をサポートする。 エイジングケア美容液、クリーム
アセチルヘキサペプチド-8 目元や額などの表情ジワをケアし、なめらかな印象の肌へ導く。 目元用クリーム、リンクルケア美容液
トリペプチド-1銅 肌をすこやかに整え、キメの整ったなめらかな肌へ導く。 美容液、保湿クリーム
パルミトイルヘキサペプチド-12 肌のバリア機能を強化し、乾燥から肌を守り、うるおいを保つ。 保湿クリーム、乳液
グルタチオン 肌に透明感を与え、いきいきとした印象へ導く。 美容液、ブライトニングクリーム

このようにペプチドはスキンケア製品を中心に配合され、多様なアイテムに展開されています。

ペプチドと相性の良い成分5選

ペプチドと相性が良い代表的な成分は、以下の5つです。

成分名 主な特徴・役割 相性が良い理由
ビタミンC メラニンの生成を抑え、シミやそばかすを防ぐサポート成分。 肌のハリや透明感をより実感しやすくなる。
ヒアルロン酸 高い保水力で角質層にうるおいを補給し、乾燥を防ぐ。 ペプチドの浸透性や保湿効果をさらに高め、肌のうるおいを長時間キープしやすくなる。
レチノール 肌のコンディションを整え、なめらかでハリのある肌印象へ導くサポート成分。 エイジングケアのアプローチが広がり、ハリやなめらかさをサポートする。
ナイアシンアミド 肌のキメを整え、すこやかな肌環境を保つ。うるおいを与え、乾燥によるくすみを防ぐ。 肌のバリア機能のサポートやエイジングケアの相乗効果が期待できる。
セラミド 角質層のバリア機能をサポートし、乾燥から肌を守りながらうるおいをキープする。 肌のバリア機能や保湿力をより高め、すこやかな肌を維持しやすくなる。

ペプチドは多くの美容成分と相性が良く、バランス良く組み合わせることで化粧品の機能性が高まります

ペプチド配合のポイント3選

化粧品にペプチドを配合する際のポイントは、以下の3つです。

  • 酸性成分との併用を避ける
  • 保管方法と使用期限を厳守する
  • パッチテストなど肌への刺激を確認する

ペプチド配合のポイントを知って、安全性と使いやすさを両立した、高機能な製品開発を実現しましょう。

酸性成分との併用を避ける

ペプチドを配合する際は、AHA(フルーツ酸)などの酸性成分との併用に注意が必要です。

ペプチドはpHや成分の影響を受けやすく、酸性環境下では分解や変質のリスクが高まります。酸性成分と同時に配合したり、併用したりすると、ペプチド本来の機能が十分に発揮できない場合があります。

製品設計時に、成分同士の相性や配合順序を十分に検討し、安定性と効果を両立させましょう。

保管方法と使用期限を厳守する

ペプチドは熱や光、酸素に弱く、適切な保管が製品の品質維持には不可欠です。直射日光や高温多湿を避け、常温(15〜25℃)や冷暗所での保管が推奨されます。

未開封であれば製造から約3年は保管が可能で、開封後はなるべく早めに使い切るのが理想です。

使用期限や保管条件を明記し、ユーザーにも正しい管理方法を案内すれば、製品トラブルやクレームのリスクを低減できます。

品質維持の観点からも、保管方法と使用期限の厳守は重要なポイントです。

パッチテストなど肌への刺激を確認する

ペプチドは一般的に安全性の高い成分ですが、種類や配合量によっては肌に刺激やアレルギー反応を起こす場合があります。

新製品の発売前には、パッチテストなどで肌への刺激性を十分に確認しましょう。

また、ユーザーに対してもパッチテストの推奨が必要です。特に敏感肌向けの製品や高濃度配合製品の場合は、使用前に腕の内側などで24時間程度のテストを推奨しましょう。

万が一、赤みやかゆみが出た場合は使用を中止するよう案内します。

ユーザーへの安全配慮の徹底が、信頼性の高いブランド構築につながります。

ペプチド配合のアイテム例3選

ペプチドを配合した化粧品のアイテム例を3つ紹介します。

  • カプセルセラム「高濃度グルタチオン美容液」
  • クリニーク「スマート リペア セラム」
  • ドクターぺプチ「ペプチド ボリューム マスター トナー」

カプセルセラム「高濃度グルタチオン美容液」

カプセルセラム「高濃度グルタチオンセラム」の商品写真

引用:カプセルセラム公式サイト

商品名 高濃度グルタチオン美容液
区分 化粧品
内容量 30mL
値段 2,980円(税込)
特徴 ・カプセルセラムシリーズの中で最高濃度(*1)のグルタチオン(*2)を配合。
・独自のカプセルに成分を濃縮することで、ダイレクトに肌に届ける。

株式会社MDの「高濃度グルタチオン美容液」は、乾燥による肌のくすみや毛穴の開きにアプローチする美容液です。

配合しているグルタチオンはグルタミン酸・システイン・グリシンという3つのアミノ酸からなる「トリペプチド」。カプセルセラムシリーズ最高濃度(*1)をグルタチオンを配合しており、保湿成分のアルブチンとともに、肌を明るい印象に引き上げてくれます。

独自開発のカプセルからはじける成分が角質層まで浸透し、これひとつでツヤ美肌が叶う逸品です。

(*1)CPセラムとして
(*2)皮膚コンディショニング剤

クリニーク「スマート リペア セラム」

クリニーク「スマート リペア セラム」

引用:クリニーク公式サイト

商品名 スマート リペア セラム
区分 化粧品
内容量 30mL
値段 11,000円(税込)
特徴 ・3種のペプチド(*3)と海藻エキスなどをバランス良く配合した「CL1870ペプチド複合体(*4)」を独自開発。
・次世代型レチノイド(*5)を配合で低刺激なので、敏感肌にも使いやすい。

コスメアワードで7冠を受賞した、クリニークの「スマート リペア セラム」は、独自開発の「CL1870ペプチド複合体(*4)」と次世代型レチノイド(*5)を組み合わせた美容液です。

CL1870ペプチド複合体で肌を引き締め、次世代型レチノイドで肌のキメを整えます。ヒアルロン酸Naなどの保湿成分も配合しており、乾燥や乾燥によるくすみもケアします。

乾燥肌から脂性肌まですべてのスキンタイプの方が使いやすい、万能美容液です。

(*3)アセチルヘキサペプチド-8、パルミトイルトリペプチド-1、パルミトイルテトラペプチド-7
(*4)アセチルヘキサペプチド-8、パルミトイルトリペプチド-1、パルミトイルテトラペプチド-7、ホエイタンパク、カフェイン、海藻エキス:肌にハリを与える成分
(*5)レチノイン酸ヒドロキシピナコロン:整肌成分

ドクターぺプチ「ペプチド ボリューム マスター トナー」

ドクターぺプチ「ペプチド ボリューム マスター トナー」

引用:ドクターペプチ公式サイト

商品名 ペプチド ボリューム マスター トナー
区分 化粧品
内容量 155mL
値段 1,980円(税込)
特徴 ・12種のペプチド(*6)を配合で、次に使う化粧水や美容液のなじみを良くする。
・泡タイプの導入化粧水で、肌に密着しやすい。

ドクターぺプチの「ペプチド ボリューム マスター トナー」は、フワフワの泡で出てくるのが特徴で、肌に密着しやすい導入美容液です。

12種のペプチド(*6)と3種の整肌成分(*7)を配合しており、肌にうるおいとハリを与えながら、次に使う化粧品の浸透(*8)をサポートします。

日頃のスキンケアにひと手間加えて、化粧品の肌への浸透力を高めたい場合におすすめしたい製品です。

(*6)アセチルヘキサペプチド-8、トリペプチド-1銅、ジ酢酸ジペプチドジアミノブチロイルベンジルアミド、ヘキサペプチド-9、ノナペプチド-1、パルミトイルヘキサペプチド-12、パルミトイルペンタペプチド-4、パルミトイルテトラペプチド-7、パルミトイルトリペプチド-1、パルミトイルトリペプチド-5、ペンタペプチド-3、トリペプチド-1:いずれも整肌成分
(*7)パンテノール、ツボクサエキス、セラミドNP:整肌成分
(*8)角質層まで

まとめ|ペプチド配合の化粧品開発ならベイコスメティックス

ペプチドとは2〜50個のアミノ酸が結合した成分で、化粧品においては、コラーゲン生成の促進や肌のバリア機能を強化する目的で配合されています。

複数のペプチドをバランス良く配合すれば、安全で機能性の高い化粧品の開発が可能です。

ベイコスメティックスでは、自社ブランド「カプセルセラム」でペプチド配合の製品を開発しており、化粧品成分に精通した担当者が開発を徹底サポートします。

自社独自のマーケティングフローを活かし、市場調査から商品企画、設計・販促まで完全伴走するので、新規参入の企業様も安心です(オフライン開拓まで支援)。

気になった方は、以下から無料の資料をダウンロードして、詳しいサービス内容を確認してみてください。

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