お知らせ

COLUMN コラム

メンズコスメのアイキャッチ
トレンド

メンズコスメ市場が拡大している要因は?男性向け化粧品開発のポイントを解説

近年、メンズコスメの市場規模がどのくらい増えているのかご存じでしょうか?

2024年に497億円、前年比で114.8%と増加傾向にあり、2025年もさらに盛り上がりを見せています。

参考:成長トレンド続く「男性化粧品」市場

多くの化粧品メーカーがメンズ向けのスキンケアやメンズコスメ事業に参入しており、今後も大きな成長が期待できる分野です。

本記事では、メンズコスメ市場の動向や男性に人気のアイテム、メンズ向け化粧品の開発のポイントについて解説します。

最後まで読めば、トレンドであるメンズコスメ事情について詳しくなれるはずです。

\“売れる”まで サポートする化粧品OEM!/

資料をダウンロードする

メンズコスメ市場が注目されている理由3選

メンズコスメ市場が急拡大している要因として、以下の3つが考えられます。

  • 男性の美意識の変化
  • ソーシャルメディアの影響
  • 多様性を重視する社会へのシフト

メンズ美容は一過性のトレンドではなく、今や男性の身だしなみの一部として定着しつつあります。ニーズが高まっている要因をしっかりと理解しておきましょう。

男性の美意識の変化

男性の美容についての考え方やイメージが、ここ数年で大きく変化しています。

男性専門の総合美容医療『ゴリラクリニック』の調査によると、2013年には男性が購入する美容アイテムの定番が「カミソリ」「電気シェーバー」がほとんどだったのに対し、2023年には「洗顔料」や「化粧水」「日焼け止め」が上位です。

また、近年はヒゲ脱毛や全身脱毛に通う男性も多く、男性専用のスパなど美容サービスを展開する企業も増えてきています。

盛り上がりを見せるメンズ美容市場に対応するためにも、メンズ向けコスメやスキンケアアイテムの開発は、重要な戦略と言えます。

ソーシャルメディアの影響

スマートフォンの普及にともない、YouTubeやInstagramなどのソーシャルメディアで気軽に情報を集められる時代になりました。美容についての情報発信者も増え、インフルエンサーや有名人の使用アイテムやケア方法を参考に、美容に興味を持つ男性も増えています。

SNSから商品購入までの導線が整えられ、手軽に美容アイテムを購入できるようになったのもメンズコスメが普及した理由のひとつです。

多様性を重視する社会へのシフト

以前は美容や化粧品は主に女性向けのサービスで「男性の美容=少し変わったこと」「一部の人しかやらないこと」と偏見や差別も多くありました。

しかし、近年では性別にとらわれない考え方が広まっており、コスメやファッションも「女性・男性関係なく楽しむもの」という意識が高まっています

また、人々の美意識の変化とともに男性も身だしなみを整えることが当たり前に。より清潔感のある印象を残すために、スキンケアやメイクを始める男性が増えたと考えられます。

需要の高いメンズ向けスキンケアアイテム5選

拡大を続けるメンズコスメ市場ではどのようなアイテムが人気なのでしょうか?

まずはメンズ向けだけでなく化粧品市場全体でも大きな売上を占めている「スキンケアアイテム」から紹介します。

洗顔料

洗顔料はメンズ向けのコスメが普及する以前から、男性のスキンケア用品として人気が高いアイテムです。

【直近1年間(2022~2023年)に所持している美容アイテムは?】という男性向けのインターネット調査では、10年前に1位だった「カミソリ」を抜き、全世代で「洗顔料」がトップになっています。

男性の肌は女性と比べて皮脂の分泌が多く、毛穴やテカリが目立ちやすいのが特徴です。「さっぱりした仕上がり」や「余分な皮脂を落としながらうるおいを保つ」など、男性特有の肌悩みに寄り添ったアイテムが注目されています。

化粧水

化粧水も洗顔料と同じく男性のスキンケアツールとして人気が高いアイテムです。

男性の肌は油分が多い一方で、乾燥しやすい傾向があります。そのため、メンズ向けの化粧水はベタつきを抑えながらもしっかりと肌にうるおいを与える処方設計がおすすめです。

また、敏感肌の男性やヒゲ剃りで肌がダメージを受けている男性向けに、肌への負担が少ない化粧水の需要も高まっています。

乳液・クリーム

「化粧水で肌にうるおいを与えて、乳液で蓋をする」というのはスキンケアの基本ですが、メンズコスメが普及する以前は乳液を使用する男性は多くありませんでした。

しかし、ソーシャルメディアなどで気軽に美容の情報を手に入れられるようになり、化粧水だけでなく乳液やクリームを使ってスキンケアする男性が増えています。

メンズ向けの乳液やクリームは、しっかりと保湿しながらもベタつきを抑え、季節問わずに使えるさらさらしたテクスチャーのアイテムが人気です。

オールインワン

オールインワンは「何から始めたらいいのか分からない」「時間をかけずに手軽にスキンケアをしたい」という男性に人気のアイテムです。

ひとつで乾燥からテカリまで、男性の肌悩みを解決してくれるところに魅力を感じている人が多いようです。

シンプルなステップでスキンケアを時短できるため、仕事で夜遅く帰宅する男性から多くの支持を集めています。

リップクリーム

乾燥対策への関心が高まる中で、肌だけでなく唇の乾燥を気にする男性も増えてきました。

唇が荒れていると清潔感に欠ける印象を与えてしまうため、日頃からリップクリームを携帯する男性も少なくありません。

メンズ向けのリップクリームは、セラミドやヒアルロン酸などのうるおい成分を配合し、しっかりと保湿をしてくれるタイプが人気を集めています。「香りつき」のものよりも、ビジネスシーンで使いやすい「無香料タイプ」を選ぶ男性が多いのが特徴です。

人気のメンズ向けボディケアアイテム2選

次に、男性用化粧品市場で高いニーズがあるボディケアアイテムを紹介します。

デオドラントアイテム

地球温暖化による猛暑が続くようになり、夏の汗やにおい対策アイテムの需要が高くなっています。

特に男性は皮脂量が多く、汗や体臭に悩む人も多いため、デオドラントアイテムは夏の必需品とも言えるでしょう。

人気のデオドラントアイテム

  • 制汗剤
  • ボディシート(汗ふきシート)
  • デオドラントボディソープ
  • 足用デオドラント(フットスプレー)

ハンドクリーム

冬場に手の乾燥に悩む男性も多く、最近ではハンドクリームで手元までしっかりとケアをする男性が増えています。つけた後もパソコン作業などに支障がないようにベタつきにくく、さらっとした使い心地のハンドクリームを目指すのがおすすめです。

リップクリームと同様にビジネスシーンで使いやすい無香料タイプが人気です。日中の紫外線対策もできるUV成分を配合したアイテムなど、メンズ向けの選択肢も広がっています。

注目を集めているメンズ向けコスメアイテム4選

男性の美容意識の高まりにより、スキンケアやボディケアだけでなく化粧品を使う男性も増えています。

トレンドとして広がっているメンズコスメのアイテムは以下の4つです。

ファンデーション・BBクリーム

肌荒れやくすみをカバーしてくれるファンデーションやBBクリームは、肌のキレイさを重視する男性に支持されています。

なかでも、化粧下地・日焼け止め・ファンデーションの役割を1本で済ませられるBBクリームは、メンズコスメ初心者でも挑戦しやすいアイテムです。

一方、しっかりとカバーしたいならファンデーション、ビジネスシーンなどで自然な仕上がりを求めるならBBクリームと用途によって使い分ける人も増えています。多様なニーズに対応できる使い心地や仕上がりへのこだわりが、ヒットの決め手です。

コンシーラー

クマやシミ、ヒゲ剃り後やニキビ跡など気になる部分をコンシーラーでピンポイントにカバーする男性も増えています。

最近ではスティックタイプやペンタイプなど、男性でも使いやすい形状のアイテムが人気です。どんな男性の肌色にも自然に馴染むように、複数の色展開を行っている製品も多く発売されています。

アイブロウ

顔の印象を大きく変える「眉毛」に対する男性の美意識も年々変化しています。カミソリで眉毛の形を変えるだけでなく、アイブロウを使ってメイクをすることも今では当たり前に。

アイブロウマスカラで毛流れを整えたり、髪色に合わせて眉毛の色を変えたりするだけでも清潔感や垢抜けた印象を与えることができます。

「アイメイクはハードルが高いから、まずは眉毛から」という理由でメイク初心者の男性でも手に取りやすく、需要の高いアイテムです。

香水

美容に興味を持つ男性が増えたことにより、男性向け香水の市場も拡大中です。

外見だけでなく「ニオイ」も身だしなみの一部として、普段使いからビジネスシーン、デートシーンなど、さまざまな場面で使い分ける人が多い傾向にあります。

現代の美容市場で健康意識が高まっていることや環境への配慮から、自然成分を配合した香水が人気を集めています。

メンズコスメ開発のポイント4選

メンズ向け化粧品は男性の悩みに寄り添った独自の視点が必要です。ここではメンズコスメを開発する際に押さえておきたい4つのポイントを紹介します。

  • 男性特有の肌環境に合った成分設計
  • ユニセックス需要も考慮
  • 「清潔感」を意識したブランドづくり
  • プレゼントとして選びたくなるようなパッケージデザイン

メンズコスメならではのニーズに対応した製品設計を意識し、美容男子からの支持を集めましょう。

男性特有の肌環境に合った成分設計

男性の肌は、女性の肌と比べて見た目だけでなく内部構造にも違いがあります。

以下は男性の肌にみられる主な特徴です。

  • 女性と比べて皮脂が2~3倍多い
  • 内側は乾燥しやすいが表面は皮脂が多い「インナードライ」になりやすい
  • 角層が厚く、ゴワつきやすい
  • ヒゲ剃りなどの刺激で赤みが出やすい

参考:2009年3月18日 株式会社ポーラ・オルビスホールディングス ニュースリリース

また、日焼け止めなどのUV対策を行う習慣が少ないため、紫外線のダメージで肌がくすみやすい傾向にあります。

こうした背景から、さっぱりとした仕上がりやベタつかない使用感、顔色を自然に明るく見せてくれる製品のニーズが高まっています。

ユニセックス需要も考慮

スキンケアアイテムやコスメ用品を家族やパートナーとシェアする人が増え、ユニセックアイテムの需要も高まっています。

性別を問わず使いやすいように天然由来成分を使用したものや、ナチュラルな仕上がりのアイテムが人気です。

製品のパッケージも、男女ともに手に取りやすいデザインを意識することがポイントです。

「清潔感」を意識したブランドづくり

女性の美容は「自分の好きなファッションやメイクをして気分を上げたい」「好きな芸能人のコスメを使いたい」など自己満足を重視する傾向にあります。

一方で、男性の美容は「第一印象を良くしたい」「身だしなみを整えて仕事で信頼感を得たい」など他者からの評価を意識する視点が強いです。

特に日本ではキレイな肌や嫌なニオイがしないことなど、きちんと手入れされた見た目が良い印象につながります。そのため、清潔感や爽やかさを意識したコンセプトが男性のニーズにマッチするでしょう。

プレゼントとして選びたくなるようなパッケージデザイン

メンズ向けコスメはギフト需要が高いのも特徴のひとつです。

男性の美容意識が高くなっているとはいえ、まだまだ見た目に無頓着で美容に興味のない男性が多いのも事実。父の日や誕生日プレゼントなどさまざまなシーンでギフトとして選ばれています。

また「興味はあるけど何を買えばいいのか分からない」「自分で買うのが恥ずかしい」という層も多く、家族やパートナーの女性にお願いして購入してもらう男性もいます。

以上の理由から、高級感&プレゼント映えを意識したパッケージデザインが売上に直結するでしょう。

まとめ|メンズ向け化粧品のブームに乗ろう!

価値観が多様化している現代において、メンズ向けの化粧品市場は大きく成長しています。女性と男性では美容に対する考え方から求める機能性まで大きく異なるため、男性ならではのニーズをしっかりとキャッチした製品開発が必要です。

ベイコスメティックスは、メンズコスメの企画・開発にも精通しています。マーケティング会社ならではのトレンド分析力を活かした販売戦略の立案が可能です。

気になった方は、以下から無料の資料をダウンロードして、最新のトレンドを確認してみてください。今こそ「メンズコスメ」の波に乗って新たな層へのアプローチを目指しましょう。

\“売れる”まで サポートする化粧品OEM!/

資料をダウンロードする

CONTACT お問い合わせ

お電話でのお問い合わせ

icon03-6823-7543

フォームからのお問い合わせ

ご連絡先とお問い合わせ内容をご記入のうえで、「入力内容を確認する」ボタンをクリックしてください。
なお、お問い合わせの内容によっては、ご連絡までにお時間をいただく場合がございます。ご了承ください。

    必須
    必須
    必須
    必須
    必須
    必須
    必須