化粧品製造にどのくらいお金がかかるのか、気になっていませんか?
化粧品OEMでの商品づくりを検討している企業様からよくいただく質問のひとつです。
本記事では、化粧品製造にかかるコストと、予算配分のポイントについて、弊社の代表取締役社長である加藤と取締役の早瀬が語ります。
化粧品製造にかかる3つのコスト
化粧品をつくる上でかかる費用は、大きく以下の3つに分けられます。
- 中身(バルク)
- 容器
- 化粧箱(外箱)
中身(バルク)

早瀬
一般的に、化粧品の成分は1%以上入れると高配合だと言われます。例えば、ナイアシンアミド10%配合で容量が30mLの美容液をつくるなら、ナイアシンアミドは3mL必要です。20%配合するなら倍の6mL使うことになるので、値段も跳ね上がります。
加藤
どの成分にお金をかけて、どの成分をコンセプト成分にするかを決めることが重要ですね。消費者は全成分表を確認することが多いので、上位4~5番目あたりまでに魅力的な成分を入れることがポイントです。
容器

左が加藤、右が早瀬
加藤
価格の幅が大きいのは、容器のコストですね。
例えば、シンプルなプラスチックボトルと、高級感のあるガラス容器では、価格が何倍も違います。もともとある容器を使わず、新たに金型をつくる場合は、その費用だけで数百万円かかることもあります。
早瀬
手元に高級容器のサンプルがありますが、見た目はとても豪華です!
加藤
驚くのは、内容量にコストが比例しないことです。例えば、そちらの高級容器の容量は30gですが、見た目のデザインにこだわっている分、コストが高い。一方、容量の多い50gの容器の方がシンプルな素材でできていて、コストを抑えられていることもあります。
早瀬
そうですよね。容器の発注ロット数も重要です。容器によっては最小ロットが3,000本からOKだったり、1万本からだったり。1本あたりの単価は1万本つくった方が安くなるけれど、トータルのコストは高くなり、予算が必要になります。
化粧箱(外箱)
早瀬
はい、化粧箱・外箱も同様です。1,000枚、1万枚、5万枚の印刷だと、値段がまったく違います。5万枚ほどになってくると、パッケージの装飾の有無や程度の差額はほとんどない印象ですね。
<ロット数と価格の関係(イメージ)>
発注ロット数 |
1枚あたりの価格 |
総コスト |
1,000枚 |
150円 |
15万円 |
5,000枚 |
50円 |
25万円 |
1万枚 |
30円 |
30万円 |
早瀬
印刷代が3,000枚でも5,000枚でも大きく変わらないケースなら、商品の製造自体は3,000個で、外箱だけ多めに5,000個印刷する、といったオーダー方法もあります。予算と製造数のバランスを考えて発注できると良いですね。
化粧品製造の予算配分のポイント
以上の2つ重要なポイントです。
販売価格と原価の考え方
早瀬
一般的には販売価格の20~30%が原価で、70~80%が粗利だと言われていますね。その中から広告費や人件費を捻出します。ただ、これは販売チャネルによっても異なるので、一概に「◯◯%」と言うのは適切ではないかもしれません。
加藤
そうですね、デパートで販売するコスメやD2Cコスメでは、比率は異なってくると思います。
早瀬
例えば、販売価格が5万円の美容液の原価率が20%であれば、原価は1万円になってしまいます。原価が1,000円を超える化粧品は高級なものである認識なので、この美容液の場合は原価率は20%より低くなっていると考えられますね。
あくまで一例としてですが、利益率はどのくらいが望ましいでしょうか?
加藤
原価率が20~30%、広告費・配送費・管理費などがあり、最終的に営業利益として20%が残るととても優秀なアイテムである印象です。現実的には15%程度が多いでしょうか。そこを目指して予算配分をしていけると良いですね。
考えておくべき予算
加藤
ご相談に来るお客様から、製造にこだわりすぎてすべての予算を使ってしまったという失敗をよく聞きます。具体的には、どんな費用を考えておくべきですか?
早瀬
製造以外に、以下のような費用を確保しておきたいですね。
- 商品写真やPR動画の制作費
- バナーやブランドサイト、LP(ランディングページ)の制作費
- 広告費(リスティング広告、SNS広告など)
特に、広告費がゼロになると、売るのがかなり難しくなります。
加藤
「広告なしで1億円売りたい!」というのは、ギャンブルに近い感覚ですね。反対に、1億円の売上をつくるのに、5,000万円を広告費にできるなら、戦略がなくてもある程度は売れると思います。
早瀬
製造費以外の予算のことも考えておくと良いですね。新規参入の企業様には分からないことも多いかと思いますので、もし詳しいことが知りたい場合は、弊社にご相談ください。
まとめ|予算に合わせた化粧品事業ならベイコスメティックスと共に
化粧品製造にかかる3つのコストと、予算配分の考え方のポイントを紹介しました。
化粧品製造には、バルク、容器、外箱などさまざまなコストがかかります。ロット数によっても価格が変動するので、予算と個数とのバランスが重要です。
また、製造費に予算をかけすぎるとうまくいかないことがあります。販売費用も考えた上で予算を組むことが成功のカギです。
ベイコスメティックスは、マーケティング会社ならではの戦略的なアプローチを強みとしています。ブランドコンセプトを活かしたアイテムづくりは当然のことながら、広告や販促の部分でも適切なサポートが可能です。
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