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建築業から化粧品業界へ!異業種参入でブランドを1から作った事業展開の裏側

異業種から初の自社ブランドとして化粧品開発に着手した株式会社わえん様。初めての化粧品製造のきっかけや過程について、エピソードを伺いました。


株式会社わえん (左)代表取締役 佐々木様 (右)菊池様
株式会社わえんは、塗装・防水・塗床工事を中心とした工事事業と、建築資材販売を主とする物販事業を行っており、物販事業の拡大に伴う自社ブランド立ち上げにて「スローエイジングケア」をテーマにした「W slow セラム」を販売(W slow セラム:https://waen-inc.com/product)。

目次

  1. 株式会社わえんの成り立ち
  2. 化粧品事業を始めたきっかけ
  3. ベイコスを選んだ理由
  4. 最初は大変だった化粧品開発
  5. 市場商品から学んだ、自社商品でのこだわり
  6. 実は時間がかかる化粧品製造
  7. 今後の展望

株式会社わえんの成り立ち

佐々木様:株式会社わえんは、千葉県八千代市を本拠地として「人・もの・わえん」をモットーに活動している会社です。

事業としては、物販事業と工事事業の2本柱でやっている会社でして、物販事業は主に建築資材の販売と、今回ご一緒させていただいている自社ブランド製品の販売を行っております。

工事事業では、塗装・防水工事をはじめ、冷凍物流倉庫様などの塗床工事、さらに窓ガラスに塗装で仕上げる遮断熱のコーティングなどを手掛けております。

僕は、新卒で東証プライム上場の段ボールメーカーの営業、教育現場で使用する教材・文房具商社にて前職と同じく営業として勤め、建築資材の商社で6年営業を経て、2023年8月にわえんを起業しました。

菊池様:私は新卒で飲料メーカーの工場の事務として働いていた後、材料販売の会社、その後1年間測量会社で勤務し、今年の1月からわえんで一緒に働き始めました。

 

化粧品事業を始めたきっかけ


弊社営業担当 早瀬(左)と 株式会社わえん 佐々木様、菊池様

ベイコスメ 早瀬:化粧品事業を始めたきっかけを伺えますか?

佐々木様:今、主としているECモールでの建築資材の販売は価格競争が厳しいです。販売手数料なども考えると、さらに利益圧迫になります。価格競争に巻き込まれない仕事をしていきたいと考える中で、自分たち主体の“自社ブランド事業”を立ち上げよう!と決断しました。

ベイコスメ 早瀬:化粧品でいこう!となったのはなぜですか?

佐々木様: 自社ブランド事業を立ち上げるとしたら…という会議をしたときに、様々な意見が出る中で菊池から「ヘッドスクラブを作りたい」という意見が上がってきました。正直、化粧品のことに疎かったのですが、なんだかおもしろそう!とGOサインを出しました。そこでヘッドスクラブを作れる会社さんで検索をかけたときに、ベイコスメさんが上がってきました。

菊池様:最初は相手にしてもらえないと思っていました。
実際、問い合わせの段階で創業したのが昨年と記載したところ返事も返ってこない会社もありました。
他に問い合わせをしていた3社程からは、ヘッドスクラブは塩が入っているので、「機械が駄目になっちゃうからできない」「もっとロット数が大きくないとできないよ」と断られました。


ただ、ベイコスメさんは連絡してすぐにお打ち合わせの予定を組んでいただきましたね。

 

ベイコスメを選んだ理由

ベイコスメ 早瀬:今回弊社とご契約いただいた背景についてうかがえますか?

佐々木様:まず最初の印象がかなり良かったですね。打ち合わせでお会いしてみて、早瀬さん(ベイコスメティックス営業担当)がフレンドリーながらも僕たちの要望を丁寧にまとめてくれ、加藤さん(ベイコスメティックス代表取締役)がマーケティング観点でのアドバイスをくれる体制に心強さを感じました。

菊池様:最初の打ち合わせでお話させていただいた後、佐々木とベイコスメさんにお願いしようと話していました。

ベイコスメ 早瀬:マーケティング観点ではAmazonの調査なども入れながら進めています。御社の商品は今、Amazonの“ヒト幹細胞”という枠ではかなり上位には表示されてきて、後は追加施策をどう打とうか、という状況にまでなっていますね。

菊池様:自分たちだけで考えたら、絶対にこういったマーケティング施策はできなかったです。ヘッドスクラブで走って、大コケしていたかもしれないです。

佐々木様:そうですね。担当者はずっと変わらず早瀬さんでお願いしたいと思っています!

 

最初は大変だった化粧品開発

ベイコスメ 早瀬:最初はヘッドスクラブから始まりましたが、今のヒト幹細胞中心の商品に変わりましたよね。Amazonの中で市場分析を実施すると、ヒト幹細胞という検索ワードでトップです(2024年12月17日時点、ベイコスメティックス調べ)。

弊社との契約から製造、商品を世の中に出し販売に至っている今まで、印象に残っていることがあればお聞かせください。

佐々木様:全体を通して思ったのは、1つの商品を作ることは、いろいろなことを決めなきゃいけないんだなと。成分、匂いをどうするか、など“決める“というプロセスがとても多いなと思いました。

菊池様:こだわり始めたらきりがないなとも思いました。自分たちの“こうしたい”を実際に商品に落とし込めば落とし込むほど、コストも上がっていきますし、納期も延びますし…。

「早く出したい」という気持ちと「これは正解なのかな?」という気持ちがずっと交互に心の中にありました。

 

市場商品から学んだ、自社商品でのこだわり

ベイコスメ 早瀬:商品を作るときにこだわったポイントはありますか?

菊池様:ヒト幹細胞の美容液を作ると決めてから早瀬さんに「ヒト幹細胞の美容液を一通り買い、ご自分で“こういう商品がいい”というのを見つけてください」と言われました。
買ってみた商品を踏まえ、“テクスチャーはトロっとした感じがいい”“こんな成分を追加したい”“香りもこんな感じがいい”などとお伝えさせてもらいましたね。

差別化ポイントになる成分として、リポソームを追加するなどベイコスメさんにいろいろ考えていただき、試作品を何パターンか作っていただきました。

無香料ではなく香りを入れると決めてから、香りだけでも3~4パターンは試作品を作っていただきました。
顔につけるものなので、強すぎず弱すぎず、自分たちで試しながら塩梅を決めていきました。

ベイコスメ 早瀬:商品を作っていく中で、お客様にも徐々に知識がついていくと試作品へのフィードバックも変わっていきます。“ベイコスメさんに全ておまかせ”ではなく、お二人に“商品を作っている感覚”“「これやりたい」というwill”が得られたときは僕も嬉しかったですし、これはいい商品ができる!と思いました。

佐々木様:販売後、Amazonのレビューが33件ついたのですが、「すごくいい匂い」「強すぎず弱すぎずちょうどいい」といった香りに関するコメントを多くいただいています。

ベイコスメ 早瀬:素晴らしいです。デザインはどのように決めましたか?

佐々木様:“W”はすぐに決まりました。AIのロゴ機能をベースに、ベイコスメさんから複数案ご提案いただいた中から決めました。時間がかかるうえに高いとアドバイスをいただいたのですが、容器はプッシュタイプ、マット塗装を選択したこともこだわったポイントです。

ベイコスメ 早瀬:出来上がってきたときはどうでしたか?

佐々木様:思った通りに仕上がっていましたね!思った通りズバリの仕上がりで「これこれ!」と感じたのを覚えています。

 

実は時間がかかる化粧品製造

ベイコスメ 早瀬:なるほど。逆に依頼するうえでデメリットに感じた点はありますか?

菊池様:正直、もっと早く商品化できると思っていましたね。

ベイコスメ 早瀬:作るものを決めるところから始めて、作るものが決まったら製造するので、商品化は時間がかかるんですよね。

菊池様:そうですよね。中身も容器もゼロから作るので、時間がかかるのだと実感しました。自分たちで事前に調査をしたうえで商品つくりに取り組めていたら、もっと早くなっただろうな、と思います。

ベイコスメ 早瀬:化粧品業界の大手さんは、商品を世に出すまで1年2年かけています。弊社も新規のお客様であっても、4~6ヶ月で企画から製造までの期間を短縮することは可能ですが、素材などすべてが揃ったものではないと短期間 = 4~6ヶ月では作れないんですよね。

例えば、お客様の会社によっては社内承認の関係で弊社からご提案したデザインにOKをいただくまで2週間程かかることもあります。時間がかかるにはこうした“決める”プロセスが多くあるというのが、大きな理由ですね。

今回のわえんさんの場合は、香料を作る工程で少しお時間をいただきました。香料屋さんの調香師にわえんさんの商品を我々からブリーフィングし、オリジナルのサンプル香料を作るところから始め、その香料サンプルを美容液に変化させてからわえんさんへお渡ししました。

 

今後の展望

ベイコスメ 早瀬:今後の展望を伺えますか?

佐々木様:今後の展望・目標としてはもう1社、コスメの会社をグループ会社として作りたいです。

あと、商品数をどんどん増やしていきたいですね。複数商品を世の中に出し、億単位の売上を作っていき、化粧品会社として展開していきたいと思っています。


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株式会社わえん
〒276-0042
千葉県八千代市ゆりのき台1-2-2
セントラルビル2 4F
https://waen-inc.com/

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